Shutdown スイッチ監視デーモン
最終更新日 2005/02/21
SERVER THE BOX に boxswd を導入する手順について説明します。
シリアル番号 2010500001 から 2010500180 までの GB9091 ではファームウェアのアップデートが必要です。
該当する GB9091 に boxswd を導入する場合は弊社担当に問い合わせてください。
問い合わせフォームへ
boxswd [option]
boxswd は SERVER THE BOX 本体の背面にある Shutdown スイッチが押されたときにシャットダウン処理
(shutdown -h コマンドの発行)を行うデーモンです。
オプションにより Shutdown スイッチの押下を認識するまでの連続押下秒数と押下を認識してから
シャットダウン処理開始までの待ち時間(単位:分)を指定できます。
オプションの指定方法は次の通りです。
- -c
-
Shutdown スイッチの押下認識までの連続押下秒数(デフォルトは 2秒)
- -w
-
シャットダウン処理開始までの待ち時間(単位:分、デフォルトは 0分)
- [設定例]
-
Shutdown スイッチが 3秒押されたら 2分待ってシステムを停止する
boxswd -c 3 -w 2
Shutdown スイッチの押下を認識するとスイッチ横の LED が点灯します。
シャットダウン処理が終了して電源が落ちる、または電源を落とせる状態になると消灯します。
(実際には /etc/halt のスクリプト内で boxledoff を呼び出し LED を消灯しています。)
LED の消灯を確認してから電源スイッチを切ってください。
以下に Shutdown スイッチ、Shutdown LED で使用する I/O ポート及びビットデータを示します。
[GB9091/GB9091B シリーズ]
- Shutdown LED
-
I/O ポート番号 : 0x0400
ビットデータ : Bit 1(0 : 消灯/1 : 点灯)
- Shutdown スイッチ
-
I/O ポート番号 : 0x0402
ビットデータ : Bit 0(0 : スイッチ押下状態)
[GB9095 シリーズ]
- Shutdown LED
-
I/O ポート番号 : 0x048e
ビットデータ : Bit 5(0 : 点灯/1 : 消灯)
- Shutdown スイッチ
-
I/O ポート番号 : 0x042a
ビットデータ : Bit 7(1 : スイッチ押下状態)
boxswd は Shutdown スイッチを監視するデーモンです。
弊社の FTP サーバー上に boxswd のソース及びバイナリのパッケージがあります。
現在はファイルの配布を行っていません。
必要な場合は弊社の担当者に
問い合わせ
てください。
LED を消灯するためにはシステム終了時に boxledoff を実行する必要があります。
プリインストールされている各 OS に合わせた boxledoff 用のinitscripts が必要になります。
box-3.0 には boxswd および boxledoff に対応した initscripts が含まれています。
box-3.0 をインストールすると一緒にインストールされます。
-
boxswd-2.0-1G.src.rpm
-
boxswd-2.0-1G.i386.rpm
-
initscripts-7.42.2-1G.src.rpm
-
initscripts-7.42.2-1G.i386.rpm
box-2.2 には boxswd および boxledoff に対応した initscripts が含まれています。
box-2.2 をインストールすると一緒にインストールされます。
-
boxswd-2.0-1G.src.rpm
-
boxswd-2.0-1G.i386.rpm
-
initscripts-6.67-1G.src.rpm
-
initscripts-6.67-1G.i386.rpm
box-2.1 では下記のパッケージをインストールする必要があります。
-
boxswd-2.0-1G.src.rpm
-
boxswd-2.0-1G.i386.rpm
-
initscripts-6.43-5G.src.rpm
-
initscripts-6.43-5G.i386.rpm
box-1.0 では下記のパッケージをインストールする必要があります。
-
boxswd-1.1-3G.src.rpm
-
boxswd-1.1-3G.i386.rpm
-
initscripts-5.00-2G.src.rpm
-
initscripts-5.00-2G.i386.rpm
|